スキー場滑走ブログ2

実際に滑ったことのあるスキー場の情報や感想等の記録です。写真などを見て一人でも多くの方がスノースポーツに興味を持って楽しんでもらえると嬉しいです。記録等はスキーヤー目線です。よろしくお願いいたします。

スキーの怪我についての記録(その2)

怪我編その2です。

 

2008年に左肩を骨折した後は大きな怪我無く過ごしてきました。

 

二度目の大怪我は2018年2月の三連休でした。しかも関西から福島遠征中(グランデコ)。まだ、2月中旬なのに暖気がやってきて標高の高いグランデコでもなんだか春の引っかかるような雪質になってしまいました。当時の基礎板は小賀坂KeosのMDに乗っていました。この板をグランデコを訪問する前の週にチューンナップに出して昨晩にホテルで受け取った(宅急便利用)ところでした。このため、エッジがギラギラで引っかかりやすく、加えて雪質も同じく引っかかりやすい状態なので慎重に滑っていたつもりでした。ところが、11時過ぎにちょっと急いで移動(滑って)していたところ転けました。

 

転けた斜面は急斜面でもない普通の斜面でしたが、どうして転けたのかは良く分からず(慢心油断はあったと思う)。。。

すぐに立ち上がりましたが、このときに右膝がガクッとなりました。その後は痛みで起き上がれず仕方なく相方にパトロールを呼んでもらい救助用の舟に乗せられて下山しました(パトロールの方には本当に感謝しています)。

 

↓グランデコのこの辺で転けたかな?

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救護室で応急処置を処置して頂いて、松葉杖も貸して頂きました(駐車場までお借りしました。ありがとうございました)。このときは痛みはそれほど酷くは無かったのですが、なんとなく膝だけが動かないような感じ。足首やつま先は特に問題無かったので自力で運転して紹介して頂いた猪苗代町の病院へ行き救急で診察を受けました。

 

レントゲンを撮って頂き診察を受けましたが、骨折ではなさそうとのこと。それでも膝を動かすと痛みがあるので、応急処置として膝の水を抜いてもらいました。松葉杖もレンタルさせて頂き感謝に堪えません。

 

↓帰りのコンビニで。

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結局、この日は時間も遅くなったこともあり、郡山市内のビジネスホテルに宿泊して翌朝から東北道、圏央道、新東名、新名神を経由して滋賀へ戻りました。(当然、元々の予定は全てキャンセル)

 

週明けに以前にもお世話になった地元の整形外科へ行き、改めて診察を受けました。もちろんレントゲンを撮り、触察もして頂きましたが、靱帯損傷の可能性があるのでMRIによる診断が必要とのこと。この整形外科さんはリハビリテーションの施設があるので有り難いのですが、MRIの設備は無いので、別の大きな病院でMRIを撮る事に。

 

結局、MRIの予約は混んでいて一週間後に(とほほ)。。。。

で、翌日に発熱(高熱)→インフルエンザでした。悪いことは重なりますね(涙)。会社も病院も出禁になり。タミフルを処方して頂いて自宅療養です(MRIも延期)。

 

↓タミフルを処方して頂きました。

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最終的に怪我をしてから10日後にMRIを撮り再診察を受けたところ(当時の診断では)右膝の全十字靱帯断裂で手術が必要とのこと(再び涙)。手術は実績のある京都の下鴨病院を勧められ2月末に当院を訪問することになりました。下鴨病院での診断も変わらず右膝の全十字靱帯断裂でしたので、3月下旬に手術の予約をしました。

 

ところがです。手術の一週間前に最終の確認に診察を受けたところ「こりゃダメだ」と言われました。実は手術の一週間前になっても膝がロッキング(120度ぐらいに膝が曲がって動かない状態)して全く稼働域がない状態でした。お医者さんが言うには、このまま手術しても術後に膝が動かなくなるので先ずはリハビリして膝が自由に動くようにする必要があるとのこと。少なくとも正座が出来るようにならなくてはいけないそうです。そんなん、早く言ってよとも思いましたが、確かに膝が動かないので少し不安になっていました(動かそうとしたらメチャクチャ痛い)。

 

手術は延期になり(結果的にこれは良かった)、同じ下鴨病院のリハビリテーション科へ通院することになりました。このリハビリテーション科には理学療法士のスタッフが10人以上在籍されており、先生も設備も素晴らしいものでした。3月の下旬からリハビリが開始されましたが、これがなかなかの難儀でした。自分でできることがあれば良いのですが、特に初期は自身でやるリハビリが殆ど無く、基本的には理学療法士の方による施術しかありません。このため、本当に少しずつ稼働域を増やしていくイメージです。最終的に松葉杖が取れるまで約三ヶ月、手術が可能な稼働域を確保するまで約七ヶ月掛かりました。だけど、このときにあの素晴らしい医学療法士の先生に出会ってなければもっと時間が掛かったと思います(本当に感謝!)。

 

↓何回通院したか覚えていないぐらい行った下鴨病院。

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そして稼働域が十分に確保出来た9月に再度、MRIを撮り受診したところ、なんと靱帯が繋がっていることが確認できました。これにはかなり驚きましたが、先生曰く、希にこのようなケースがあるそうです。MRIも完全では無く、特に怪我の初期は患部の腫れなどにより靱帯がみえないこともあるそうです。ただ、損傷は間違いないので、次は70~80%の負荷で断裂する可能性もあるよと脅されましたが、とにかく手術は回避されました。この後は、膝周りの筋肉を鍛えた方がよいとのことで地道なリハビリが続きましたが、気分は全然違います。確かに右膝に違和感はあるもののランニングも許可されて来たるべくスキーシーズンに備えました。

 

そして最終的に怪我から約1年後の2019年1月下旬にお医者さんから正式にスキーOKの診断を頂き完全復帰となりました。

え?その前から滑ってなかった?とのご意見はさておき、本当にスキーに復帰できて良かったです。全てにおいて健康が一番であると再認識させられた怪我でした。

 

怪我編その1で紹介した左肩骨折も今回の右膝全十字靱帯損傷も大きな後遺症はありません。超暖冬の2020年シーズンはある程度充実していましたが、まさかGWに自宅待機とは。。。(とほほ)。本当なら今日(5/4)は富良野で滑っているはずなんですが。

 

皆の力を合わせて早く元の生活に戻れるようにしたいですね。紫外線が強くなり湿気の増える5月以降にウイルス伝播の力が弱くなることも期待しています。皆さんも健康第一、安全第一でお過ごしください。

 

スキー場滑走ブログ。

 

追)次回からは通常のスキー場滑走記録に戻ります。

 

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