スキー場滑走ブログ2

実際に滑ったことのあるスキー場の情報や感想等の記録です。写真などを見て一人でも多くの方がスノースポーツに興味を持って楽しんでもらえると嬉しいです。記録等はスキーヤー目線です。よろしくお願いいたします。

ツェルマット(Zermatt)での滑走記

 ツェルマット(Zermatt)へ行って来ました。2004年の話です。

 

 海外のスキー場にも行ったことがありますので、ここで少し紹介したいと思います(ちょっと記憶も曖昧ですが)。

 先ずは初めての海外スキーだったツェルマット(Zermatt)編です。実は2003年の12月に結婚をしたのですが、式の直後には新婚旅行には行かず、翌年(2004年)の2月末にヨーロッパへ行くことにしました。

 

 休みは比較的長く取れそうだということもあり、ヨーロッパでスキーを体験するという事を第一条件に行き先の選定を行いました。色々な個人のサイト(スキー関係)を見て、最終的にスイスのツェルマット(Zermatt)とドイツのガルミッシュ=パルテンキルヒェン(armisch-Partenkirchen)へ行く事を決めました。個人で作られているサイト(200 SNOW REPORTS等)は大変参考になりました。ありがとうございます。

 

 航空券の手配や宿の予約は個人で行いました。当時は英語がちょー苦手でホームページ(英語)を閲覧するのも一苦労でした。特に困ったのが、宿の予約。当時は電子メールで直接に宿とやりとりして予約を取りました。あまりにも面倒だったので、後半のドイツでの宿泊は日本から予約せずに現地で確保するという無謀な手段に出てしまいました(結果オーライでしたが)。

 

 その他、スキーは持って行くのか?レンタルにするのか?等、色々なことを一つずつクリアして出国当日を迎えました。

 経路は先ず関空からルフトハンザ航空に搭乗してフランクフルト経由でジュネーブまで行き、初日はジュネーブで1泊しました。このフライトが長かった。。クタクタになってジュネーブ到着です。

 

 翌日はジュネーブから鉄道でツェルマットへ向かいました。鉄道についてはレイルパスを購入しました。このレイルパスではファーストクラス(日本のグリーン車)に乗れるので大変、快適でした。

 鉄道で移動中にスキー持参の人が途中駅で下車されました。ワクワクしたのを覚えています。

 

 ほぼ一日かけて、ツェルマットへ到着です。途中、寄り道もしたので、時間が掛かりましたが、列車は快適で食事(お酒)もカフェカーで美味しく頂いたので楽しかったです。

 ツェルマットの駅前です↓。ツェルマットでは、ガソリン車の走行が禁止とのことで、村内の交通手段は馬車か小型の電気自動車になります。

 

 駅から宿まで600mほどだったのですが、重い荷物があったので本音は迎えに来て欲しかった。。。ただ、当時は英語がさっぱりで電話することができず、歩いて行きました(笑)。なお、スキー板とブーツは日本から持参しました。やっぱり自分の板で滑りたいですもんね。

 こちらが、滞在したホテルです↓。

HOTEL ALPINA(☆☆)

 

 二つ星ホテルで、比較的リーズナブル、清潔で場所も良かったように記憶しています。実はこのホテル以外にも色々なホテルへ宿泊を問い合わせたのですが、一週間以上の宿泊を求めるホテルが多かった様に記憶しています。そのため、何件かは断られました。HOTEL ALPINAからも本当に6日(5 nights)で良いのか?と訊かれたと思います。この点は文化の違いですね。。。。 日本でも冬期の長期休暇の文化があれば良いのにと(当時は)思いました。

 

 前置きが長くなりましたが、翌日からはお楽しみのスキーです。先ずは電気バスで登山鉄道(ゴルナーグラート鉄道)の駅へ向かいます。

 

 初日は登山鉄道に乗ってゴルナーグラートを中心に滑りました。リフトやゴンドラに乗らずに鉄道でアクセスするのは本当に新鮮でした。上部へ上がってからはリフト等で廻せます。また、景色も最高でスキー以外の楽しみを見つけた様に思います。ただ、このゴルナーグラートは標高が3,000mを超えていて、ちょー寒くてバッテリーがもすぐ駄目になると聞いていたので、スキーにはデジカメを持って行きませんでした。このため、写真はありません。だけど、景色やスキー場は最高ですので、機会があれば是非実際に足を運んでみて下さい。本当に素晴らしいです。

 なお、この鉄道の標高差は1,400mを超えています。日本を代表するスキー場である八方尾根の標高差が約1,000mですので、それを超えていますね。こんな急峻な地形に敷設するのですから鉄道の技術も興味深いです。

 

 翌日はリュックを背負って、パスポートも持ち、ゴンドラ(ロープウェイ)を3本乗り継いで(←長い!)スキーで国境を超えてイタリア側(チェルベニア)へ滑り込みました。チェルベニアの街で両替をしてユーロをゲット(スイスはスイスフラン)。滑り込んだ時にはお昼前だったので、街中のレストランで昼食を頂きました。これが、ツェルマットと比べて安くてとても美味しい!レストランの雰囲気もチェルベニアとツェルマットでは違うように感じました。

 

 昼食後は再びツェルマットへ戻ります。スキーのコース自体はチェルベニア側の方が良かったので、もう少しチェルベニアを滑っても良かったのですが、ロープウェイ等が止まって帰られなくなるといけないので、早めに戻りました。ちなみに、チェルベニアはスキーコースも含めとても気に入ったので、翌日にもう一度行きました。チェルベニアの良い所は、とにかくスキーコースが充実していること、食事が美味しいこと、そして雰囲気と天気が明るいことです。意外と天気は良いんですよね。我々も滞在中はずーっと晴れでした。ドイツやイギリスなんかは曇りの日が多いので、わざわざお天道様を求めてアルプスまで来るんだというお話を伺いました。確かにスキーの合間に日光浴(?)をされている方も拝見したように記憶しています。チェルベニア側で残念なのはマッターホルンが綺麗ではないことでしょうか。マッターホルンだけに限るとスイス側からが良いと思います。

↑チェルベニア

 

↑チェルベニア側から見たマッターホルン

 

 写真は無いのですが、スネガ地域からは撮影スポットも多数有りました。なお、スネガには写真↓の様なケーブルカーで向かいます。

 

 手元の記録によると、ツェルマットのHOTEL ALPINAには5泊して、4日間スキーをしました。事前の情報では一週間では滑りきれないという情報もありましたが、我々の足(当時は一級と二級レベル)だと3日間で十分廻れました。一方でスキー以外の楽しみを感じられたのが良かったです。素晴らしい景観や美味しい食事(お酒)も大変印象的でした。スキーでの国境越えも旅の醍醐味でした。また、スキースクールも見ましたが、教えているのはスキー技術だけではなく、お客さんに寄り添うアテンド等も充実しているように見受けられ、スクールのあり方も考えさせられる旅となりました。

 

 確かにツェルマットは日本から遠く、物価も高いですが、是非もう一度行きたくなる場所でした。。。

 この後はツェルマットを後にして鉄道でガルミッシュ=パルテンキルヒェン(Garmisch-Partenkirchen)へと向かいました。

↑マッターホルンはツェルマット側からが美しいです。

 

 夜も雰囲気が良かったです^^;。

 

滑走日:

2004/02/27

2004/02/28

2004/02/29

2004/03/01

 

Let's go skiing!!!